カエルの絵本 ゆかいなかえる
ゆかいなかえる (世界傑作絵本シリーズ)
ジュリエット キープス著/イラスト いしいももこ/翻訳
福音館書店
32ページ
商品サイズ:23 x 0.7 x 15.5 cm
商品説明
みずのなかに ぜりーのような たまごが。たまごのなかには くろいてんてん。
さかなが やってきて ぱくっと たべた。でも 4つのたまごだけ ながれていった。
そうして生き残ったタマゴから孵(かえ)った4匹のおたまじゃくしが、4匹のカエルになって、冬眠するまでの1年間を描いた1冊。1961年にアメリカで、1964年に日本で出版され、以後ロングセラーを続ける名作絵本である。
描かれるカエルの毎日はゆかいだ。もぐったり、泳いだり、遊んだり。時々、サギやカメに襲われそうにもなるけれど、すぐに隠れてやりすごす。しかも、そこに恐怖感はなく、あくまで遊びのひとつのよう。夏中、カエルは歌って遊び、冬になれば暖かい土の中で眠るのだ。
「生き物たちの動くフォームが、何よりの絵の教師だ」という作者の手によって描かれるカエルたちは躍動感にあふれ、あらんかぎりの生を謳歌している。青と緑だけで彩られたこの美しい絵本は、子どもだけでなく大人の心をもとらえる魅力にあふれた、ゆかいな1冊である。(小山由絵)
説明文より抜粋
水の中の4つのたまごは、おたまじゃくしからりっぱな4ひきのかえるに成長します。かえるたちは、泳ぎの競争をしたり、かたつむりをかくしっこしたり、ときには敵から身をかくしたりと仲よく愉快にくらします。そして夏が終わり冬がくると、花が咲く春まで眠るのです。ユーモラスなかえるたちの絵と、石井桃子のリズミカルな文章。そこから伝わるかえるたちの楽しげな暮らしをとおして、生物としてのかえるの生態にも自然と興味がわいてきます。
画像出典:出版社